Chapter 1 「視野を広げたい」そんな志望動機を受け入れてくれた。
学生時代は、大学院で研究に没頭する毎日を過ごしていました。就職活動時に軸としていたキーワードは「食品」と「グローバル」。学生時代の研究分野が活かせることと、国際的なステージで海外と関わりを持ちながら経験を積むことができる企業を探していました。当時は「こういう仕事がしたい」という具体的なビジョンは持っていませんでした。仕事の過程で自分の視野を広げていけること。強いて言うならば、それが希望していた仕事像でした。漠然とした希望でしたが、それに最も適していた会社がマース ジャパンでした。
最初に配属になったのはR&Dのパッケージ開発チーム。その後、マーケティングに異動し、ドッグフードブランド「ぺディグリー®」 のアシスタントとして製品プロモーションや店頭キャンペーンに携わりました。そして、入社4年目にR&Dに戻り、再びパッケージ開発を担当しました。マーケティングの経験を経て、2度目のパッケージ開発。このとき、自分自身の大きな成長を実感しました。市場ニーズと消費者視点を常に意識して開発に臨むこと。マーケティングの仕事を経験することで、視野が広くなり、開発担当として新たな視点が身に付いたように感じました。この変化には感動を覚えました。
Chapter 2 広がるネットワークは、、私の大きな財産。
製品パッケージ開発とは、製品の特性や消費者の活用シーンを踏まえて、パッケージの機能や形態、使用素材などを検討し、形にする仕事です。開発のプロセスで最初に行うのがブレインストーミングです。製品ターゲットになる消費者の分析結果や製品コンセプトを踏まえて、マーケティング担当と方向性を議論しながら、パッケージのアイディアを具体化していきます。そして、そのアイディアを基にいくつかのプロトタイプを作り、消費者インタビューを通して課題点の改善を行いながら仕様を絞りこんでいきます。
パッケージ開発の仕事は、それで終わりではありません。生産工程にも責任を持ち、工場において量産化を実現する体制をつくり上げるまでが私たちの役割です。マース ジャパンの製品は海外にあるマースの工場にて生産されています。企画段階では問題がないとされていた仕様や規格でも、実際に工場のラインで量産を始めると、様々なトラブルが発生します。トラブルは想定できない内容のものも多くありますが、だからと言って納期をずらすことはできません。生産工場とやり取りをし、場合によっては直接現地に飛び、迅速に解決を図ります。これまでに、パッケージ開発に携わった製品は100製品以上。実際の売場で自分が手がけた製品を見ると喜びもひとしおです。
R&Dのメンバーはグローバルでのコミュニケーションが非常に活発です。担当者が集まって一緒にトレーニングを受けたり、最新情報やケーススタディーの共有をしたり、頻繁にコミュニケーションをとっています。日本市場のパッケージ技術や品質を共有するために、日本での展示会に来てもらうこともあります。海外のR&Dメンバーにアドバイスを求めると、翌日には世界各国からメールが届いていたこともありました。縦の関係ではなく、世界中に広がる横のつながり。これは今の私にとって、かけがえのない財産となっています。
Chapter 3 これまでの経験を統合した、新しい挑戦。
現在はR&Dの中でチームを異動し、製品のレシピ開発を担当しています。レシピ開発の仕事では、これまでマースで培ってきた経験と学生時代に身に付けた食品に関する知識が非常に活きていると感じています。市場や消費者のニーズを踏まえる視点、生産工程に関わる経験、大学院で研究した栄養学、そして世界に広がるネットワーク。経験を重ねるごとに、広がっていく視野を実感しています。
つい先日、自分自身も犬を飼い始めました。もともと持っていた開発担当者としての好奇心に加え、飼い主としての好奇心も強くなり、休日でも「どんな製品があったら良いだろう」「こんな原材料を使ったらよりペットに貢献できるのではないか」などとアイディアをめぐらせています。これまで培った経験、そして飼い主としての新しい視点を統合し、より大きくビジネスに貢献していきたいと考えています。